日本一周自転車旅行記:第1次遠征2日目

2010年1月6日 by 水月

2009年8月11日火曜日、埼玉県大宮市からスタート

実は、この日と翌日午前中のデジカメのデータが何故か見当たらず、当時まだ使い慣れないiPhoneで撮ったブレブレ写真がいくつかあるのみという残念な状況です。行方不明のデータくん、間違って消してしまったのでしょうか。とても悲しいです。それはさておき、旅のお話を…。

初めてのGPSロガーと電源問題

今回は旅の移動経路をGPSで記録するためGPSロガーを携行した。GPSロガーがあれば、どんなルートを辿ったのか、あとからデジタルの地図に表示しながら確認できて非常に便利だからだ。ただ、GPSロガーのバッテリーは12時間しか持たないため、定期的な充電が必要だ。

また、ブログを更新するためのパソコン(ネットブック)のほか、iPhoneやデジカメ、ヘッドライト等、他にも電化製品を携行したが、そのどれもが、充電が必要な機器ばかりで、なおかつ、充電にはそれなりに時間が掛かる。

宿泊したカプセルホテルの個室、朝食兼ブログ更新のために寄ったマクドナルドは、どちらも電源コンセントと無線LANスポットが使えて便利だったが、今後どうなるかは分からない。特に電源の確保は何気に面倒な課題だった。

一番きついのは、お尻の痛み

前日は走り始めてすぐ、重大なマシントラブルが発覚するという前途多難なスタート。また、8月7日、8日のテスト走行(各約20km)の際の疲労が意外に残っていることを実感。お尻と足に痛みが走る。

サイクリング用のクッション入りパンツも履いていたが、それでも辛く、さらにクッション入りのサドルカバーも追加してみたものの、状況は緩和せず。マクドナルドの椅子に座ってブログを更新しているだけでも、ちょっと辛かったり。体重が重いというのもあるが、それにしても酷かった。

ビンディングペダルは諸刃の剣

一方、足の痛みは、ビンディング(SPD)シューズ&ペダルを導入したことにより、緩和されそうな気配。ビンディングシューズ&ペダルのコンビはパワー伝達ロスが少なく、ペダルを漕ぐのが軽い感じで、自転車と一体になったような感覚。しかし、慣れないビンディングのロック解除失敗による転倒で、手や両腕にアザが。転倒のリスクがつきまとう。

なお、最初に履いていた靴(アクアモック)は、夏場なので水洗いもできて良いかと思ったが、靴底がやわらかすぎて足への負担が大きかったようだ。自転車に乗るなら、靴底がしっかりした靴を履くことをおすすめしたい。

意外と時間の掛かるパソコンでの作業

マクドナルドに入って朝食を取りつつ、ブログを更新。しかし、これが意外と時間が掛かる。ファーストフード店で長居するというのは、精神的に落ち着かない。

さっと作業して出発しようと思っていたのだが、10時30分頃入店したのに昼食の時間をとっくに過ぎてしまう。GPSのログの取り込みやブログの更新等に思いの外時間が掛かり過ぎていたのだ。ネットブックの処理速度が遅いこと、慣れないキーボードでのタイピングの遅さといった理由もあった。作業スピードのアップも今後の課題となった。

駅前で出会った自転車旅行の先輩

マクドナルドの前で出発の準備をしていると、通り掛かった和やかな雰囲気のおじさんが、ふと話しかけてくれた。何でもそのおじさんも、日本中あちこち自転車で旅行したことがあるらしい。でも、今は体調を崩しているので療養中だとか。お話を伺って、自分もこれから旅していくのだと思うと期待で胸が躍った。

それにしても、良い人とふれあうことで、あたたかい気持ちになれるんだと実感。おじさん、元気になって、またぜひ自転車で旅行してください。

iPhoneの地図で余計に迷うという罠

14時20分頃、大宮駅東口を出発。前日に引き続き、またもやスロースタートだが、前日の大幅なタイムロスもあり、焦らずゆっくり行こうと開き直っていた。
とにかくまずは、栃木方面へ向かおうと思いつつ、北上をし始めたとき、ふと、iPhoneの地図の存在を思い出す。

iPhoneの地図で経路検索を行ってみると、現在自分が向かっている方向と違うルートを指し示された。仕方ないので、一旦引き返し、北西に進む。iPhoneの経路検索は、カーナビと違ってバッテリーの心配があり、表示したままにすることができないので、頭の中に地図のイメージを放り込んだあとは、道路の青看板を見ながら方向感覚を頼りに進んでいく。

しかし、どうもiPhoneの地図の縮尺がいまいち掴みきれず、しばしば、無駄に行ったり来たりすることも。iPhoneの経路検索(高速道路優先の検索しか使えない)が必ずしも自転車向きとは言えないということに気付くには、その後まだしばらく時間が掛かるのであった。

歩道は危険がいっぱい

ふと歩道を走っていたら、突然車体が宙に浮く感覚に襲われた。なんでこんなところに派手な段差が!と気付くのは遅く、重たい荷物を積んだ自転車は、急な段差を落下してしまう。

嫌な予感がしつつ走っていると、案の定、リアタイヤがペタンコに。リム打ちでパンクしたのだ。携帯空気入れで空気を入れ直してみると、数分で空気が抜けてしまう。

また、ボトムブラケットから何やらギャリギャリと嫌な異音がし始めていた。出発して2日目にして、早くも自走不能になってしまうのでは?!と焦り、東京でのトラウマがあってなかなか行く気になれなかった自転車屋でちゃんと見て貰おうと決意した。

親切な自転車屋さんとの出会い

iPhoneの地図で“自転車”を検索すると、いくつかお店の候補が。さらにインターネットで各店の店名を検索し、その中からスポーツ車を取り扱っていそうなお店を絞り込む。その中で一番近そうだったのが「セオサイクル大宮七里店」だった。

お店に行くと、若い店員さんが2人居て手際よく働いている。ボトムブラケットの交換が可能かどうか相談すると、店には在庫が無いが、他の系列店ならあるかもしれないとのこと。店員さんがわざわざ電話で問い合わせてくれたところ、実車を見てみないと分からないが、恐らく対応できそうとのことなので、そちらに行ってみることに。

タイヤは空気圧が大事

その前にパンク修理が必要だったのだが、疲れていたこともあり、自分で交換せずにお店の人にお願いしてみた。すると、700x23cのタイヤは荷物の量に対して細すぎるし、だいぶ痛んでいるので交換した方が良いとのこと。パンクして潰れたまま半年以上自転車置き場で放置されていたタイヤなので、正直痛んでいて当然だったので、予備で持っていた700x26cのタイヤに交換してもらった。

あと作業を見ていて気が付いたのは、今まで空気圧がぜんぜん足りていなかったこと。普通の自転車と違って、細いスポーツタイヤは、かなりの空気圧が必要。空気圧が足りなくなるとパンクしやすいのだ。タイヤに書いてある空気圧表示を目安に、エアゲージを見ながら確実に入れてもらったら、タイヤが太くなったこともあり、今までとは乗り心地がぜんぜん違う。パンクに怯えず、安心して走れるようになった。

それにしても、店員さんの、何と手際の良いことか。プロの自転車屋さんとは、こうあって欲しいと思った。

子どもの頃好きだった自転車屋さん

そして、系列店でスポーツ車専門の「バイシクルセオ大宮店」へ。実は大宮駅近くのお店で、途中通り過ぎたお店だ。結局スタート地点近くまで戻り、20kmくらいロスしたことになる。

さて、「バイシクルセオ大宮店」だが、これまた店員さんが若い。電話で話は聞いていると言って、忙しそうな中、嫌な顔一つせず、自転車を見てくれた。ボトムブラケットの型番なんて分からなくても、ノギスで寸法を図って、使えそうな在庫と照合してくれた。

手際よくボトムブラケットを交換してくれた後には、さらに、ブレーキワイヤー、シフトワイヤー等のチェックまでしてくれて、「これでもう大丈夫ですよ」と言ってくれて感動した。工賃が安くて、追加で払いたいくらいだった。

セオサイクルさんの親切で和やかな雰囲気は、子どもの頃好きだった自転車屋さんのイメージが蘇った。東京でのトラウマはすっかり吹き飛んだ。

ちなみに後日、東京の「調布国領店」にもお邪魔してみたが、そちらも若い店員さんがいい笑顔で働いていて、楽しくお話できた。セオサイクルさんは、各店舗が離れた場所にあっても、それぞれに社風が受け継がれているのかもしれない。

万全の整備で再スタート

お店を出発したのが18時。だいぶ時間が遅くなってしまったが、不安を抱えながら走るより、万全の状態で走れた方が気分も良い。受けた恩恵は明らかにそれ以上。この日はいろいろと嬉しくて仕方なかった。

夜になり暗くなると、方向感覚がどうも鈍る。方向が分からなくなるとiPhoneの地図の出番。しかし、iPhoneは自転車にとって不都合な道を表示することも多い。この日通ったバイパス道路も、正直、自転車で走るには厳しい感じのところがあった。

途中、通りがかったコンビニでドリンク補給をしつつ、宅急便で不要な荷物を自宅に送ることに。セオサイクルさんで自転車をしっかり整備してもらったこともあり、ボトムブラケットの交換意外で使わなそうな工具は不要と判断。その他、荷物の重さが気になっていたので、重要度の低そうなものを箱詰めした。

ちなみに、一人暮らしなので、自分で送って自分で受け取らねばならない。コンビニのレジ端末での配達日指定は2週間後までしか登録できないらしく、コンビニの店員(店長?)さんが親切で、手動で処理しておいてくれるとのこと。これまた感謝。

自転車は軽車両である

すっかり夜も更けて、漫画喫茶やビジネスホテルなど、どうにか安く寝泊まりできそうな場所のあるところまでたどり着きたいと考えるも、どうもそれらしい場所が見当たらない。悩んだ末にテントで野宿することに決め、0時頃、羽生駅近くの焼き鳥屋で夜ご飯を食べることに。燃料であるビール補給は重要なのだ。

お店に入ると「自転車ですか?」と聞かれる。飲酒運転のチェックなのだ。「帰りは近くなので押して帰ります」と言ってビールを注文した。酔っぱらいがハンドルをガクガクさせながら自転車に乗れる時代は終わったようだ。

宿が見当たらず、初テント&寝袋

で、たっぷり飲み食いした後に、自転車を押してテントの設営場所候補へ。しかし、テントを張るというのはどうにも勇気がいる。結局悩んだ末に、駅から離れた国道沿いの公園まで行ってテントを張った。何故か堆肥のニオイがするのが嫌だったけど、近隣住民の方にビックリされずに済みそうな場所は、他に見つけられなかったのだ。

僕の所有するテントの名前はモンベルの「ムーンライトテント1型」。その名の通り、月明かりの下でも設営できるという手軽さが売り。実際に暗い公園でも、ちょっと時間が掛かったものの、無事組み立てできました(朝起きたらちょっと間違ってたことが判明したけど)。

テントを設営して眠りについたのは、確か2時過ぎ。すっかり遅くなってしまいました。

GPSによる移動記録

より大きな地図で 1-2. 大宮→羽生ルート を表示

  • 移動距離:66.4km (この遠征での総移動距離:115.2km)
  • 所用時間:9時間31分 (うち移動:7時間11分)
  • 平均速度:7km/h
  • 最標高:109m
  • 上昇距離累計:719m
  • 下降距離累計:756m

※上記数値はGPSの記録によるもので、ある程度の誤差があると思われます。

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