日本一周自転車旅行記:第1次遠征3日目

2010年1月9日 by 水月

2009年8月12日水曜日、埼玉県羽生市からスタート

前回の旅行記にも書きましたが、この日の午前中の写真も行方不明。羽生市での初テントの写真や利根川の写真などが無くなってしまって悲しい。上の写真は栃木県佐野市で撮った秋山川河川敷の写真です。さて、本題の旅のお話を…。

夏のテントは寝苦しい

羽生の国道122号線沿いの公園で、生まれて初めて張ったテントから起きたのは、何と早朝5時半頃。この季節のテントはちょっと暑苦しかった。僕の「ムーライトテント1型」は、恐らくわりと風通しが良いテントのように思うのだが、かなり暑かった。慣れないテント設営ということもあり、全然熟睡できなかった。

とはいえ、意外と目覚めが良かったので、起きて歯を磨いて顔や腕、脚まで洗ったり、身体をふいたり、テントを畳んだりしていると、ご近所の方が公園に犬の散歩に来た。賢そうなドーベルマン2頭。大きくてちょっとビックリ。

再び荷造りをして公園を出発したのが、8時ちょっと前。慣れないテントの片付けや荷造り。けっこう時間がかかってしまった。

利根川を越えると空が大きく見える

8月10日に調布を出発した際は台風が迫っていてたが、僕は見事振り切ることに成功し、この日は晴天。そういえば前日の8月11日は、静岡県の方で震度6弱を記録した大きな地震(静岡沖地震)も起きていたが、そちらも自分には影響なし。いろいろなトラブルがあったとはいえ、天候には不思議なほど恵まれていた。

国道122号線を進むと、左手に友人とちょくちょく遊びに来たことのある(事故で大けがもしたことある…)馴染みのカートレース場が見えた。そして、しばらくすると利根川。スポーツ自転車に乗った集団とすれ違った。

東京に住む僕としては、昔から利根川を越えると遠出したというイメージがある。利根川を超えると、何だか空が広くなったように見えるから、余計にそんな気がするのだ。

橋を渡り終えると、ふとタイヤがロックされる異常事態。何事かと思ったら、リアサイドバックのストラップをタイヤに巻き込んでしまったようだ。バッグのストラップは巻き込まないよう、しっかり固定しておかないと危険だ。

利根川を越えたあとは、延々と直線を走り続ける。日差しがきつく焼けるよう。やたら喉が渇き、ちょくちょく自動販売機へ駆け込む。

埼玉県の次は栃木県に入ると思いきや、群馬県の館林市を通った。自転車で群馬県に入ったのは初めてだ。その後、黙々と走っていると佐野ラーメンの店舗がちらほら。しばらくすると栃木県の佐野市に入った。ようやく栃木県に到達だ。

野宿するとお風呂に困る

公園で野宿したあとだったし、暑くて汗びっしょりだったので、とにかくお風呂に入りたいと思っていたところ、国道沿いの看板で「やすらぎの湯」というスーパー銭湯の看板を発見。まずはそこへ向かうことに。

しかし、進めど進めど「やすらぎの湯」が見えてこない。何度も通り過ぎてしまったのではないかと心配しながらiPhoneの地図を見てみると、実はまだ少し先。ルートから西にちょっと逸れた場所にあった。

やすらぎすぎる湯

ようやくたどり着いた「やすらぎの湯」だが、これが、とても素晴らしく、まさにやすらぎの湯。何が素晴らしいって、平日880円(休日980円)で、入浴料、タオル、部屋着の他、何と、しっかりしたランチまで付いてくる。

ランチは、佐野ラーメン、十割ざるそば、天ぷらそば、ざるうどん、天ぷらうどん、ソース焼きそば、フライドチキン&ポテトセット、石焼ビビンバ、ソースカツ丼、カレーライス、チョコレートパフェ等を選べるのだ。

まずは、お風呂に入ったが、これがなかなか立派な設備で、広々とした浴場には、天然温泉では無いものの、馬頭温泉の湯が注がれていて温泉気分を満喫。お風呂の後は、コーヒー牛乳を飲んだり、マッサージチェアに座ったり。その後、ランチに。

初めての佐野ラーメン

ランチは、恐らく生まれて初めての佐野ラーメンを食べてみたが、しょうゆベースのあっさり系で、こってり系が好きな人は物足りなそうな、何というかシンプルで優しい味。普段、特別好んで食べたいと思うほどではないが、疲れていた身体にちょうど良かった。

お座敷でネットブックを起動してブログの更新を試みるも、メールチェックが精一杯。身体がほぐれすぎて眠い。眠ってしまいそうで無理だった。

「やすらぎの湯」は場所的に、近隣に住んでいる方くらいしか立ち寄らなそうなところではあるけど、コストパフォーマンス最高です。

脱力してペダルが漕げないという罠

「やすらぎの湯」に寄ってみて初めて気が付いたが、移動の途中でお風呂でリラックスし過ぎてはいけなかった。疲れがどっと出てしまい力が入らなくて、自転車が全然漕げなくなってしまった。

佐野市から栃木市へ向かう際、峠というか、標高150m程度のトンネルを通る坂のルートを通ってしまったのだが、疲れた身体と重い荷物の自転車では全然上りきれなくて、途中手押ししたりしつつヘロヘロに。上りになると、荷物の重さが一気にのしかかった。逆に、それまでこれと言ってきつい坂が無かったとも言える。

トンネルとはまた別の坂をヨロヨロ上って、颯爽と下る際、路面が凸凹による振動が思いの外きつく、ハンドル右に取り付けた買ったばかりのバックミラーのミラー部分だけがすっ飛んでいった。ミラーを回収しようにも、車が通って危ないし、坂を上り直す気力もなかったので諦めた。それにしても、あっけない壊れっぷりに唖然…。

よいしょ、よいしょ、よいしょ…とにかく驚くほどペースダウン。お風呂は一日の終わりに入るべきだと悟った。

ヘロヘロではあったが、真っ直ぐ次の目的地の宇都宮に向かわず、鹿沼方面へちょっと寄り道。コンビニで花束を買って某知人の墓参りをしてから、宇都宮方面へ。

何をしても力が出ない状況に

寄り道のあとの後半戦が、もう大変。本当によれよれで、お菓子を食べたり、栄養ドリンクを飲んだり、焼きそばパンを食べたりして、体をだましだまし移動。
そう、身体って分かりやすいもので、飲み物や食べ物の補給が直結して力が出たりするんですよ。でも、この日はもう肉体が限界らしく、何をしても力が出ない。

そして、疲れると集中力が途切れがち。夜になって道を間違えたり、停車中バランスを崩して無駄に転倒し、膝から血を流しながら、真新しいレッグスリーブ(ハーフパンツの下にはいていた)が早くも破れてしまったりする、ボロボロの状態。

ネット予約の恩恵に授かる

あまりに疲労困憊なため、もう一度テントで野宿することは早々に諦め、ビジネスホテルをケータイからネット予約。宇都宮だといろんなホテルがあり、当日予約だと当日割引があったりもして、意外と安い。今時のケータイって何て便利だろうと思った。

(この日のホテル予約から、後の大散財につながるのだが、この時はまだ知るよしもない)

iPhoneの地図でまた迷ってみたり

宇都宮の市街地に入ってからはiPhoneの地図を使ってホテルの場所を探す。しかし、相変わらずiPhoneの地図の縮尺に慣れず、無駄に迷いまくり。大宮でもそうだったが、どうも市街地で迷いがちなような。iPhoneの地図は縮小表示だと細かい道が省略されてしまうので、ある程度拡大して見ないと、曲がる道を間違えたりしがちなのだ。

どうにかホテルを発見しつつ、重たい荷物を肩に担いでホテルのロビーでチェックイン手続き。部屋は別館で、さらに荷物を担いで歩く羽目に。約15kgの荷物をかついで歩くのはなかなかヘビー。

餃子消費量日本一を競う街

そして夜ご飯は、宇都宮らしく、餃子とビールだ。

お店はどこへ行ったら良いのか良く分からず、ホテルの近くにあった「宇都宮餃子館(健太餃子)」に入った。このお店は餃子の種類が多すぎて、とりあえず、オススメ3種餃子盛り合わせ(健太餃子、シソ餃子、スタミナ健太餃子)18ケ1,000円を注文、ちょっと多かったが全部平らげた。ちなみに「みんみん」というお店が有名らしいことは、後で知った。次回はそちらも食してみよう。

快適ホテルライフの誘惑

にしても、ホテルは快適。ベッドにテレビ、シャワー、エアコン完備。コンセントで電子機器を充電できるし、わりと安い(4,000円くらい)。空調が効いた中でのベッドの寝心地は、テントでの寝袋とは比較にならないほど良かった。数日おきにホテルに泊まれたらいいなと思った。ちなみに宿泊したホテルは、何故かエッチなビデオが見放題だった(笑)

小学3年生のときの自分は強敵だった

この日の移動距離は約85km。この日はこれと言って大きなトラブルもなく、ようやく、充当に自転車で旅をしている、と言えそうな状況になってきた。それもこれも、セオサイクルさんが自転車をきちんと整備してくれたおかげだ。

それにしても、初日から重大なマシントラブルに遭遇してしまうなどのトラブル続きだったとはいえ、小学3年生のとき1日でたどり着けた場所を通り過ぎるのに3日間も掛かるというのは大誤算。正直言うと、調布から宇都宮までは、1日で行けるんじゃないかと思っていたのだ。

でも、よくよく考えてみると、小学生の頃の自分は、大人も顔負けの体力の持ち主で、風雲タケシ城(その昔やっていたバラエティ番組)のトビウオ君と競っても勝てそうなくらいな子。あの頃を基準にしちゃいけなかったと悟ったのでした。

で、早くも満身創痍の状態で、夜中0時過ぎ、爆睡したのであった。

GPSによる移動記録

より大きな地図で 1-3. 羽生→佐野→宇都宮ルート を表示

  • 移動距離:85.0km (この遠征での総移動距離:200.2km)
  • 所用時間:13時間3分 (うち移動:10時間34分)
  • 平均速度:6.5km/h
  • 最標高:164m
  • 上昇距離累計:761m
  • 下降距離累計:632m

※上記数値はGPSの記録によるもので、ある程度の誤差があると思われます。

関連リンク

  • 佐野やすらぎの湯
    タオル、シャンプー、石けん完備。手ぶらでOKのお風呂。食事もリーズナブル。
  • 宇都宮餃子会
    宇都宮餃子会の加盟店やイベントの情報がまとめられています。
  • 楽天トラベル
    僕の場合、宿の予約は、まずはここ。旅先ではケータイ版が便利。
  • じゃらんnet
    こちらも楽天トラベルと併用し、ケータイから利用してます。

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