日本一周自転車旅行記:第1次遠征6日目

2010年1月16日 by 水月

2009年8月15日土曜日、福島県郡山市からスタート

僕にとって、福島の空は大きくて広い。

旅といえば、ご当地もの

流通網が発達した昨今では、ご当地ものに出会うのはなかなか難しいような気がするが、前夜コンビニで購入した「酪王ハイ・カフェオレ」というコーヒー牛乳は福島県郡山市の酪王乳業の製品で、東京では見かけたことが無い。ちなみに「ハイ」は通常のカフェオレよりコーヒー風味が強い、ちょっぴり大人味。こういう手軽なご当地物は財布にも優しいし、ちょっと嬉しい。

ホテルを出たのは、チェックアウトタイムギリギリの10時。旅に慣れてきたとはいえ、荷造りには何だかんだで30分は掛かってしまうのであった。

Twitterを導入

洗濯物がたまっていたので、例のごとくiPhoneの地図で検索し、郡山駅から少々離れたコインランドリーへ、相変わらず道に迷いながらも何とか到着。洗濯が終わるのを待つ間、ふと、“つぶやき”をネットへ手軽にアップできる「Twitter(ツイッター)」のことを思い出し、散輪写用のアカウント「sunrinsha」を取得。さらに、iPhoneにTwittieというアプリをインストールしてみた。このアプリ、Twitterへつぶやきだけでなく、写真やGPSの座標情報も簡単にアップできる。

Twitterはブログの更新よりも操作が楽で速報性が高いため、近況を報告するのに良さそうな気がして導入してみた。洗濯が終わってコインランドリーを出たのは12時頃だった。

会津名物のソースカツ丼

前夜ブログにisaoさんから寄せられたコメントによると、福島県には“とんでもなく大きなカツののったソースカツ丼”が食べられるお店があるという。

ぜひ体験してみたいと思いインターネットで調べてみたのだが、どうも郡山から西に40km強離れた会津若松方面にお店が集まっているようだ。しかし、次の目的地の福島市への通り道からは完全に外れてしまうため、残念ながら諦めることにした。

会津若松というと、幕末の乱世の話で度々登場する会津藩士のゆかりの地。いつか訪れて、ソースカツ丼を食べたり、猪苗代湖や磐梯山を見てみたいと思う。

福島の空は、東京より大きい

実際には、空の大きさに違いなど無いはずなのだが、狭い土地にビルやマンション、道路や線路の高架等が雑然と立ち並ぶ東京で生まれ育った僕にとっては、かなり広く見えて、何だか気持ちいい。大気汚染も少ないからか、空が綺麗に見える。

郡山から福島方面へ向かう国道4号線は舗装が行き届いていて、道幅も広い区間が長く、歩道も広々。広い道は安心して走れるから、ますます気分がいい。

偶然トンカツにありつけた

ご飯を食べそびれて14時も過ぎた頃、腹ぺこで国道4号線を走っていたら「五百川食堂」というお店の“カツ定食”の文字が目に入った。「カツ」という字を目にした瞬間唾液が分泌され、お腹もグーグー。もしかして大きなカツが出てくるのではないかと思いながら期待してお店に入り、迷わずカツ定食を注文した。

このお店のメニューには残念ながらソースカツ丼は無いのだが、カツ定食のカツは「大名とんかつ」と銘打たれ、けっこう大きくて厚みがあり、お肉の量は250gとのこと。白飯もどんぶりサイズでたっぷり出てきたのだが、僕は食べ物を残せない質で、出てきた物はつい完食してしまう。案の定、かなりの満腹となり、ちょっと悶絶。でも、油が胃にもたれたりもせず、なかなか美味しかった。ご飯の上にカツをのせ、ソースをかけて、ソースカツ丼気分も味わえた。

身体が大きめで大食いだと思われがちな僕だが、普段ご飯を食べる量は普通の女性と同じくらいで、ご飯のおかわりどころか、少なめにしてもらうこともあるくらいで、大食いにはあまり自信がない。噂のソースカツ丼は、さらに大きくて300gくらいあるらしく、自転車に乗って食べに行ったら、お腹が苦しくてペダルを漕げなくなりそうだ(笑)

階段好き、工場好き、線路好き

「五百川食堂」を出ると、立て続けに萌えな建造物が。

“連続もの”好きの僕は階段の段々も好き(上るのは嫌いだけど/笑)。「家具のアウトレットMAX」と書かれた建物の階段は、何で?って感じで階段が4つも並んでいて萌え(笑)

右手に目を向けると、今度は「アサヒビール福島工場」の銀色のタンクがたくさん並んでいて、これまた萌え(笑)

そして、その後黙々と1時間くらい走り続けていくと、跨線橋の上から真っ直ぐに続く線路が2本見えた。線路も枕木が連続する“連続もの”。線路の先が遠くまで無限に続くように見えると、やっぱり何だか萌えなのである(笑)

旅のステーション、コンビニ

疲労がたまっているせいか、走り続けていると段々力が出なくなって、よれよれになってくる。こんなときは、栄養ドリンク、チョコレート、焼きそばパンなどを摂取して力を絞り出すべく、コンビニへ。これまたご当地ものの「東北紀行珈琲」というダイドーの缶コーヒーを見つけて飲んだ。味は何となく千葉・茨城名物だったジョージアの「MAXコーヒー」(今は全国で売っているらしい)に似ていたような。

コンビニの裏手には、ロードレーサーを停車させ眠っている人が居た。暑い中たくさん走って疲れたのだろう。僕は物音のする場所ではあまり眠れない性格なので、その神経の太さがちょっと羨ましかったり。

旅の途中、度々立ち寄るコンビニでは、自転車の旅人をちらほら見かけたが、バイクの旅人はもっと多く見かけた。大きな荷物を荷台に載せて、北海道まで行ったりするようなのだが、機動力の高いバイクがちょっと羨ましかった。

丘の上から見下ろす街はドラマティック

ちょこちょこ上っているうちに、国道4号線から臨む東北新幹線の線路が随分下の方に見えるようになった。真夏で草木は元気いっぱい。丘の上から見下ろす景色が好きだ。

この景色を見た後下り坂になるのだが、坂の下から現れる街の景色を見ると心が躍り、思わず映画のBGMでも流したくなるドラマティックな気分になった。これは、自転車やバイク、徒歩などで、実際に旅してみないと分からない感覚かもしれない。下り坂の途中で写真を撮ってみたのだが、写真ではその感動を表現しきれなかった。

夕方の福島県庁

福島市に入るまでは割と近く感じたのだが、市に入ってから中心街まで10kmくらいあって、それがけっこう遠く感じた。福島市に入った段階で、「やった、着いた」という気の緩みが力の緩みにも繋がったように思う。東京、埼玉、栃木に次ぐ4つ目の目的地である福島県庁には、夕暮れ前18時過ぎに到着できた。

福島県庁は、緑の中にあるお屋敷、そんな雰囲気だろうか。47都道府県制覇まではまだまだ遠い道のりだが、電車でもなかなか来れない福島まで自転車で来られたことが嬉しかった。

福島県庁の右手に目を向けると見事な夕焼け。18時半頃、JR福島駅前で夕焼けの写真を撮った。福島駅周辺は近代的な郡山駅周辺と比べてしまうと街並みが古く、少し田舎っぽい雰囲気のように思えた。

駅前でケータイを使って駅近くのホテルを予約しチェックイン。夜ご飯は街中を歩き回っていろいろ悩みつつも、結局コンビニで買ったビールとおつまみにした。

郡山駅から福島駅までの道のりは50km少々。少々短い距離ではあるが連日の疲労もたまっており、この日は軽めの移動に止めた。50kmを軽めと言えるようになった自分に、ちょっとだけ成長を感じた。

GPSによる移動記録

より大きな地図で 1-6. 郡山→福島ルート を表示

  • 移動距離:52.4km (この遠征での総移動距離:389.9km)
  • 所用時間:7時間46分 (うち移動:6時間18分)
  • 平均速度:6.7km/h
  • 最標高:267m
  • 上昇距離累計:400m
  • 下降距離累計:537m

※上記数値はGPSの記録によるもので、ある程度の誤差があると思われます。

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